外壁塗装の職人（スタッフ）について

外壁塗装を依頼する際には、その業者にどのような職人（スタッフ）がいるかどうかを見極めることもポイントのひとつとなってきます。
これは、外壁塗装工事は、熟練の技術と豊富な知識が求められることから、仕上がりの良し悪しは職人の腕に左右される部分であるためです。

とはいえ、腕の良い外壁塗装職人がいる業者かどうかはぱっと見でわかるものではありません。そこで、どのようなポイントに注目すると良いのかを紹介します。

まず1つ目のポイントとしては、「どのような資格を持った職人が在籍しているか」という点を見てみましょう。外壁塗装に関わってくる資格については、下記のようなものが挙げられます。

• 一級塗装技能士
• 二級塗装技能士
• 職業訓練指導員
• 有機溶剤作業主任者
• 足場作業主任者

上記のような資格は塗装職人になるために必須ではありませんが、やはり資格を持っているということは必要とされる技術や知識があると証明できる、ということになってきます。

塗装業者によっては、どのような資格を持った職人が在籍しているかを自社のホームページに掲載しているところもありますので、チェックしてみると良いでしょう。また、ホームページなどで確認できない場合には、業者に直接確認するという方法もあります。

また、これまでどれくらいの実績があるのかといった点も確認しておきたいポイントです。
施工実績を多く持つ職人であれば、豊富な経験を積んできているということになります。そのため、知識面でも優れている可能性が高いといえるでしょう。

ただ、注意しておきたいのが「ベテランだからといって必ず安心とは限らない」という点です。塗装に関する技術は日々進化していますので、現在主流となっている技術にしっかり対応しているかといった点なども確認しておきたいところ。
そのため、施工実績に加えて、得意な分野やこだわっているところ、具体的に手がけた物件にはどのようなものがあるのかといった点などを確認してみるのも良いでしょう。仕事への取り組み方なども感じ取れるはずです。

また、コミュニケーション力も塗装職人として重要なポイントです。
どれだけ高い技術を持っていたとしても、顧客が要望を伝えにくい職人だと満足できる工事にならない可能性もあります。そのため、要望が伝えやすい、疑問に思ったことを聞きやすいといったように、コミュニケーション力を持った職人に工事を担当してもらえると、結果的に満足できる結果につながる可能性が高いといえるでしょう。

また、工事を行う際には近所の人と関わる可能性もないとはいえません。そのような場合にも、しっかりと周囲の方とのコミュニケーションを取れるかどうかもトラブルを防止する意味でも大切なポイントです。
会社によっては、在籍する職人をホームページで紹介しているところもありますので、どのような職人がいるのかをチェックしておくと良いでしょう。

外装塗装職人には、マナーも求められます。そのため、優良な塗装業者ではスタッフのマナー面での教育にも力を入れています。例えば、下記のような点をチェックしてみましょう。

まず、近隣住民への挨拶がしっかりとできているかどうかは、トラブルを防ぐためにも重要なポイントとなっています。中には、塗装工事の前後に近隣住宅へご挨拶に行ってくれる業者もあります。このような点を抑えている業者であれば、信頼できる業者と考えられるでしょう。

作業中の会話は意外と近隣に聞こえているものです。笑い声が大きかったり、無駄な話が多かったりして近隣に迷惑をかけてしまうことがありますので、作業中の会話はどうしているのかといった点についてもあらかじめ確認しておきたいものです。

また、タバコのマナーはあらかじめ確認しておきたいところです。タバコを吸いながら作業をしたり、吸い殻を落とすなどはもってのほか。現場ではタバコを吸わせないと決めているかどうか、またタバコを吸うことがあるならどのようなルールを定めているかをチェックしておくと良いでしょう。

お昼休憩中などはどのように過ごしているのかを確認しておきましょう。例えば地面に座ってご飯を食べるなどしている姿は、近隣からの印象は良いとはいえません。休憩中の対応についてもあらかじめ確認しておきましょう。

こちらの記事では、外壁塗装を依頼する際、腕の良い職人が在籍する外壁塗装業者の選び方を紹介しました。職人によって外壁塗装の仕上がりには差が出てきます。どのような職人がいるのかをあらかじめ確認して、腕の良い職人がいる会社を選ぶようにしましょう。